ヨーロッパではタイプライターが主流で、タイプミスの修正に関して様々な試みがされていました。
   例えば、砂消しゴムで削ったり、粘着剤で引きはがしたり、修正液で隠してしまったりと言うような事でした。
   今は、タイプライターからパソコンに移行し、画面上で間違いが修正できるようになったので、問題点がプリントしたものに対する修正のみになりました。そこで、主に修正液と紙テープが使われ始めました。
 
   修正テープが日本に紹介されたのが、ヨーロッパとほぼ同時の1989年で、すでに修正液は全国的に普及していました。
   しかし、消し跡がムラになることや、乾くのに時間がかかるなど問題点が多いことから、日本の文具会社が1989年末に修正テープを発売しました。
   これは、送りローラーを回しながらヘラ状の先端で押し付けるというもので、まだ使いにくさはあったのですが、世の中の話題を呼びました。

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